こんぱれっと

日本一の高いところ富士山に挑戦しよう~登頂編~

日本一の景色を堪能しよう。初心者でも安心の富士登山。

今まで富士山へは3度登頂。お鉢参りは1度だけ経験。そもそも山登りには余り興味を持っていない。でも日本一の富士山だから登りたい。そんな私が4回目の登頂にチャレンジしてきました。

出発から富士山五合目まで

富士山へ登る場合、個人で全てを手配することも可能ですし、ツアーを組んでお任せしてしまうことも可能です。
今回はツアーを組んで挑戦をしてきました。ルートは、一番人気の富士吉田ルートです。

ツアーはこちらのVipツアー

山小屋は8合目の白雲荘、山岳ガイドが帯同してくれるプランを選択しています。
※山小屋の選択や山岳ガイドの有無等の様々なプランがあるのでご自身の状況にあったものを選択

金額は時期(曜日)による変動がありますが、お盆時期の土日で18000円/人程でした。
※新宿⇔富士山五合目のバス料金、8合目の山小屋料金、下山後の温泉(紅富士の湯)の料金等の全て込みの料金です。
 通常手配でも、バス代で5,000円、山小屋代で8,000~10,000円程掛かるので、ツアーだとすっごく高い!ということは無いです。

07:00 新宿駅西口集合

土曜日出発なので時間早めです。平日出発であれば、08:00ぐらいに集合になると思います。
また、新宿集合ですが「バスタ」ではありませんのでご注意を。新宿西口の郵便局近くの路上集合です 笑
参加者も結構多く、100名以上はいたと思います。

[ザックを並べてバスを待つ]
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ザックは、グレゴリーと機能性重視のセロトーレ。真ん中二つがセロトーレで、端の二つがグレゴリー。

[バスは「富士山を歩こう」様]
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11:00 スバルライン五合目到着

途中、談合坂で休憩しながら11:00に登山開始場所である富士山スバルライン五合目へ到着。
到着後、ツアーの説明が始まります。
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登山開始は12:10なので、それまでの間は自由行動です。食事をしたりお参りをしたりして過ごします。
※五合目の時点で2000メートルを超えた高所です。その為、1時間ほど滞在し高所にカラダを馴らす必要があります。

[富士山ラーメンは雰囲気重視]
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五合目から八合目、白雲荘まで

いよいよ登山開始です。スバルライン五合目を出発します。

12:40 富士登山道(吉田口)

スバルライン五合目を出発し、20分ほどで富士登山道(吉田口)に到着します。
ここから登山開始です。

[富士登山道(吉田口)]
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[登山道①]
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13:10 六合目到着

出発から1時間掛からないくらいで六合目に到着します。ここまでは「ピクニック」という感じです。
既に雲よりも高い場所にいるので景色を堪能しながら楽しく歩くことができます。

[六合目]
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六合目からは「登山」という感じの道が続きます。
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15:30 七合目到着

赤い鳥居で有名な鳥居荘です。

[鳥居荘の赤い鳥居]
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ここからは若干険しい道も出てきます。岩に手をつきながら登ったりとか。
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17:50 八合目の山小屋到着

今夜の寝床、白雲荘に到着です。
五合目を出発して5時間半ほど。休憩をとりながらゆっくりとしたペースで歩き続けました。
肉体的にも精神的にも疲労は溜まっているので、山小屋でゆっくりして体力回復を図ります。

[山小屋の夕食の定番はカレー]
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ちなみに山小屋は狭いです。ひとり一畳のスペースもありません。半畳、寝袋ひとつ分のスペースです。
かなり窮屈で場合によっては寝ることもできないかもしれません。それでもカラダを動かさずにいることで体力の回復はできますので、
外の景色を眺めたり携帯電話をいじったりしてゆっくりしましょう。
※docomo利用者ですが、電波ばっちり入りました。

[眠れないので夕日を眺める]
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八合目白雲荘から山頂、ご来光

いよいよご来光を求めて山頂アタックです。各ツアーによって出発時間は異なりますが、概ね23:30~00:30には出発をすると思います。

00:10 山頂へ向けて出発

準備を整えて、山頂へ向けて出発します。
多くの人が出発するので、トイレ等込み合います。早めの準備が吉です。
※ひとつの山小屋で300人を超える登山者がいますのでかなりごった返します。

真っ暗闇の中をヘッドライトで登っていきます。ヘッドライトで足元をしっかりと照らしてあげると登りやすいです。足元が見えないと超不安です。
よって、写真を撮っている余裕はありませんでしたので、山頂までの写真はありません・・・。

道中は、程よく険しい道のりでした。最初は段差高めの階段道を進め、そのうち渋滞が始まります。最後は、岩場を登り山頂へたどり着きます。
言葉で書くと簡単ですが、00:10に出発し、山頂到着は03:00でしたので、約3時間の登山です。
同じ時間に皆が行動するため、人が多く渋滞が起こりやすいです。その分、ゆっくりしか進めないので体力を温存しながら登ることができます。

03:00 富士山山頂に到着

山頂に到着です。日の出は04:50予定なので余裕を持って到着ができました。

到着後は、山頂の山小屋で暖かいものを食しながらしばしカラダを休めます。

ツアーで良かった点は色々あるのですが、そのうちのひとつが山頂での山小屋です。
富士山の山頂、特に明け方前はすごく寒いです(ヒートテックにウルトラライトダウン、ウインドブレーカー、ゴアテックのアウターを着ていましたがそれでも寒い。)。
この時間に山小屋に入れるのはツアーならではです。
※一般の方は断られていました。ツアー客でいっぱいです、と。

山小屋で名物のトン汁を啜りながらカラダを暖め、ご来光を待ちます。
※オプションでお鉢巡りに行けます(+500円)。行く方は、ご来光よりも早く(04:00)出発し、途中でご来光を拝むそうです。

04:00に久須志神社が開くので、その時間に合わせて久須志神社を訪れました。
富士山頂限定の御朱印帳が売っているので、それを購入しました。
※売り切れになっている場合もあるため、買えるかどうかは運次第です。

05:00 ご来光

04:30ぐらいからだんだんと空が赤く染まってきます。
そして、一面の雲海から太陽が顔を出してきます。この景色を見れるのは富士山を登頂した方のみです。本当に素晴らしかった。一度は見る価値アリです。
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下山

ご来光を堪能したら、下山の準備を始めます。
ツアーで大変だった点もいくつかありますが、下山もそのひとつです。
帰りのバスの時間が決まっていて、その時間が結構早めです。時間に追われる感覚が強く、精神的に・・・。

05:30 下山開始

下山道は、ひたすら砂利道を降りていきます。修行です。
登りは登頂したい、ご来光を見たいというモチベーションがありますが、下りにはそういったモチベーションはありません。
気持ち的にも道的にも結構辛いのがこの下山です。
更には、午前中に東側の斜面を降りるため、太陽直撃で暑いです。日焼けもします。

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10:00 スバルライン五合目到着

ぶつぶつ文句を言いながらも、何とか下山ができました。
※今回のツアーの場合、11:00までに下山ができればいいので、1時間ほど余裕を持てました。

11:30にツアーバスが出るので、それまではゆっくりとカラダを休めます。
ソフトクリームを食べたり、お土産を買ったりと。体中が痛いので、そこまでアクティブに動けませんでしたが。

温泉~新宿

スバルライン五合目を出発し、山中湖近くにある「紅富士の湯」へ向かいます。露天風呂を含む5つの温泉がある施設です。

12:30 紅富士の湯に到着

約1時間で紅富士の湯に到着ですが、その間はバスの中でウトウトです。バスの揺れが本当に心地よくて。

紅富士の湯では、2時間の滞在時間があるのですが、結構タイトです。
ツアー客が多く、同じ時間帯で滞在をするため、温泉も食堂も結構込みます。

ここもツアーで大変だった点のひとつでした。疲れた体を癒す場所なので、もっとゆっくりと過ごしたかったなと。
※昨年は個人手配で、「フジヤマ温泉」へ行きましたが、こちらはゆっくりと過ごすことができました。

14:30 紅富士の湯を出発

日曜日なので渋滞しますので、紅富士の湯でビールとハイボールを買いバスの中で楽しみます。
が、程なくして睡魔が襲ってきて熟睡です。それだけカラダが疲れていたんだと思います。

18:00 新宿到着

出発地点と同じ新宿西口、郵便局の近くに到着です。
一泊二日の富士山登頂、これにて無事に完了です。

まとめ

最後にツアーにして良かった点と大変だった点をまとめておきます。個人手配にするかツアーにするかを決める際の参考にしていただければと。

ツアーにして良かった点

・山岳ガイドがいる
 ⇒富士山の道中の説明や歩き方のコツやペース配分等、小まめにアシストしてくれますので、初めての方でも安心ができると思います。
  今回17名のパーティで、私たち以外は全員富士登山が初めての方でしたが、皆で無事に登頂できたのもガイドの方のおかげもあると思います。

・移動が楽
 ⇒新宿(東京駅、横浜駅もあり)~富士山五合目(帰りは温泉経由)の移動が本当に楽です。
  個人手配の場合で温泉に寄るためには、五合目からふもとの山中湖までバス移動し、その後、東京までバス移動です。バスの待ち時間や疲れている状態での温泉までの徒歩移動も考えると圧倒的に楽でした。

・山頂での山小屋
 ⇒夜明け前の山頂は本当に寒いです。この中で1時間以上待つのは本当に過酷です。ツアーの場合、山小屋に優先的に入れるため、この寒さを凌げます。

ツアーにして大変だった点

・団体行動
 ⇒当然のことかもしれませんが、足並みをそろえる必要があります。道中の写真を撮る際も、前の人との間隔をあけないように気を使います。渋滞と一緒で間隔をあけてしまうと、後ろに人にも伝染していき、後ろに行くほどペースが乱されてしまいます。

・時間によるあせり
 ⇒個人手配の場合は、自分の都合に合わせて時間を決めることができます。ツアーの場合は、時間も含めて決まっています。その為、この時間に合わせるために「あせり」が生じます。これが精神的に結構響きます。

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